私よりも5歳年上の姉は、絶世の美女です。「美女は本当に幸せなのか?」とはよく話題にされるテーマではありますが、姉の姿を見る限り「幸せではない」というのが真実のようです。
姉はすべてにおいて私の教科書であり、私の写し鏡であり、私自身でもありました。そんな姉がどうして幸せになれなかったのか、一番よく知っているのも私です。
私は姉のような人を救いたいと願ってやみません。男性のみなさん。どうか、姉のような美女に救いの手を差し伸べてください。
姉はとにかくモテまくっていました。10代の頃からうんざりするほどナンパされ、告白され、告白を断ったあげくストーカーされ、男性不信に陥ってしまいました。ときには正式なお付き合いに発展することもあったのですが、数か月後には姉の方から振るということばかり。
理由を聞くと、「彼は私のことを何も分かっていない」と言うのです。
姉は現在32歳。完全に婚期を逃しています。それを見て育った私は、姉の失敗を人生に生かしながら要領よくやってきました。その甲斐あってか27歳の今、ある男性と恋に落ち、近々結婚式を挙げる予定です。
しかし私は、姉を追い越して自分だけ先に幸せになるということに深い罪悪感を抱いています。胸のつかえを下ろすためにも、ぜひ男性のみなさまに協力していただきたいのです。
どうか美女を幸せにしてあげてください。
美女は孤独に日々苛まれています。美女はこれまでの人生で、数多くの男性に言い寄られた経験を持っています。そのため、いかに人が簡単に恋に落ちるのかを身をもって知っているのです。
男性の心変わりに不安を抱き、猜疑心を強くするあまり、厳しく恋人を選別するようになっています。
時に「美女と野獣」と形容されるように、「浮気をしない人」を求めて容姿の冴えない男性とくっ付く美女が多く存在するのもこのためなのです。
いいえ、男性は浮気をするからこそ魅力的なのです。美女だって浮気の気配すらない男性にはいつか愛想をつかしてしまうもの。浮気をしているかもしれないという不安が、スリルになり、愛情が一方で固定化されていくというというのも事実です。
ただし、大前提のマナーとして、バレないように努力することと、バレたときには徹底フォローするということは必要です。反対に言えば、たった二つの条件を守りさえすればいいのです。
もしもバレたときには「遊びだった。本命は絶対キミ」と言ってくださいね。余計な言い訳は一切無用。言い訳をしないことで「本命=キミ」のセリフに真実味が加わります。
では美女の心を開くにはどうすればいいのか。その効果的な方法をお伝えしようと思います。 美女に限らず女性は「征服」されることを望んでいます。心を押し開くためには、心理を征服することです。
例えば、美女の言動の端々から浮かぶ孤独や悩みについて「キミってこうだよね?」と共感を示します。あるいは美女の思考の流れに注意しながら、先回りして回答を告げるのです。
難しく考える必要はありません。早押しクイズだと思えばいいのです。たったこれだけの魔法によって、美女はあなたのことを自分の理解者だと思い込みます。
そして時には美女の主張や下らないプライドをたしなめ、道徳観を前面に押し出しながら正論で論破してください。
なぜ「道徳観」なのか、お気づきですか? 教師のように、父のように、美女を諭すのです。高みから見下ろされながら温かく見守ってくれる、そんな征服者を美女は尊敬します。
どうか美女を育てる気でぶつかってみてください。あやまちに気付いた美女は、あなたを敬い、貞淑な妻となるでしょう。孤独な美女を救えるのはあなただけなのです。
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